KEMPIRE

How deep is your Love?

September 2013

Do You Like Japan? / Melon

doyoulikejapan
言い訳からさせてもらうと、今の疲労によるニア脳死状態では書かない方がよい気もするようなアルバムです。まあ今に限らず時々逃げ口上として用いる文句の「個人的には難しいアルバム」です、いやもっと正確に言うと評価を保留して置きたくなるアルバムでした。中西俊夫やCHIKAさんのプラスチックス組に加えて屋敷豪太やKUDO氏とものすごいような面子(しかし詳しくはなく)による中西氏がリーダー的であったろうプラスチックス解散後のユニットのようですが、まず一聴では基本的にプラスチックではないだろうか?と思いました。それにしても1982年にしてこの音は驚きに値し、具体的にはもちろん日本的ながらも欧米のNWやエレポップやファンク系統の音だと思いますが、やはりその日本的加工→消化なのか、聴いていても全く無理はしていないとでも言うか、ルーツはその辺にありながらも完全なほど自分達の物にしているので、今現在聴いていてもそれ故に古臭いとは思えない音になっている所にまず驚きます。それはおそらくアレンジ能力の高さにもよるのでしょう、その辺はとにかく当時もまた今もかもしれないハイセンスな連中はさすがだな、とだけ今は書けません(脳死ゆえに)。しかし、アマゾンレビューの人も一人書いてたようですが(もうろ覚え)やっぱりプラスチックスや、大きく関わったという桑原茂一によるスネークマンショーでの、あく抜きガス抜きばかりの役割音担当という風な佇まい、わかり難いと思うので(笑)肩の力が抜けまくっているような言わばセンス抜群で伊達な遊び人達風情から見ると、今となってはタイムリーになってしまう原子力などを取り上げてるせいもあるのでしょうが、どこか遊びの部分が少なくなっている印象を受けるアルバムではあります。やはりその辺なんでしょう、どこか生真面目な雰囲気が上記のような完璧に近いサウンドプロダクションによる音と、矛盾するようですがどこかマッチングしてない印象、もっと大げさに言うとズレや違和感にさえなっているような気が個人的にはしてしまうんです。やはりどっちつかずの評価保留的な傑作であろう本作へのレビューとなってしまいました。身も蓋もありませんが(笑)聴いてない人は実際に聴いてもらえば自ずと傑作であろうという事は分かるアルバムでもあると思います。

DISCOGS


Life's Hard And Then You Die / It's Immaterial

lifeshard
このバンドの1stとのこと、昔LPで収穫などしたというのは本当に昔の話なのですが、この度ようやくCD(ボートラ付き)で入手なので再び聴き直してみても、これは良いアルバムだと再確認できます。しかしとにかく感動的な一曲目、時代は1986年ということで彼らなりの80'sの雰囲気(具体的にはエフェクト使い方、それもリヴァーブでしょうか、よくは分かりませんが、まあ聴いてもらうしかありません、ボートラのリミックスはさらに、そっちはあまり好きになれませんが…)に我が家から30マイル(50km)かもっと〜というある意味単純なドライブの歌と言い切ってもいいほどの歌詞ながら、ゆえになにか人生をさえ連想させるような深読みさえできそうで、上記のような曲調もどこかのどかな雰囲気と奇跡的なマッチングを見せている本当に感動的な曲だと思います。DISCOGSレビューには「後にイビサアンセムとなった」というのも頷けます。もちろんその後も、いちいち解説して長くなるのも嫌な気がしてきたので(いや野暮ったい気もしてますので)英詞をよくは読んではいませんが、曲調やボーカルの人の深みや艶まである歌声等から、あまりに皮肉なアルバムタイトル「人生は苦しい、そしてお前は死ぬ」というどこまで本気なのか、おそらく英国人のシニシズムかニヒリズムであろうと思いたい、しかし反語的にこれらの名曲群によってアルバムタイトルとは逆説的な印象を導き出そうとしているのかもしれない彼らのインテリジェンスと浅はかではない温かみさえ感じることも出来る、それにはやっぱり聴き込まなければならないアルバムだと思います。これを聴かずに死んでしまっては、やはりアルバムタイトルのようになるぞ、と彼らとピエロが言っているようです。

DISCOGS

UKとUSの違いw

Dreams Interrupted / Glaxo Babies

dreaminterrupted
いつもながら?ソースはアマゾンとDISCOGSからだけですが、後にポップグループやマキシマムジョイやトランスミッターズ(というバンドら)に参加していくメンバーがこのグラクソベイビーズにおいて、それらバンドが奏でたNWファンクやNWダブをもう既にこのバンドで奏でていたのだ、と分かるシングルほぼ網羅の貴重な資料にして、そんな事はどうでもよくなるほど超かっこいいポストパンクを聴くことができるコンピでしょうか。アマゾンでは★3しかつけてない人がいるのですが、ちゃんと聴いてるのでしょうか?まあ中盤のライブ音源の頃にはCDコンピにする為に数合わせのような音源も入ってますが、その辺はB面曲なども網羅しているということでコアなファン向けのしょうがない部分と目を瞑りましょうか。だとしても当時から30〜35年たつ今、こういう音はもう聴けないどころか完全に絶滅してしまいましたね。ダーウィンの進化論から見れば当たり前なのでしょうが、非常にもったいなくある意味人類の為になったがゆえに乱獲された絶滅種のようだとさえ、聴いていると思えてきます。何が言いたいかと言うと消費されたとも言えるのですが、しかしそのDNAは直系から亜流に至るまでの子孫達の中に脈々と残っていくのだろう、と思いたいですね。

DISCOGS


A Red Score In Tile / William Basinski

aredscore
以前、アンビエント界期待のホープのように書いてしまいましたが、どうやら活動歴は長く一説には80年代初頭からこのようなアンビエントミュージックを作り、そうすると例のBイーノによるアンビエントシリーズよりも前から同様の雰囲気のアンビエントをクリエイトしていたと言えそれでは元祖系アンビエントアーチストではないかと思うWバシンスキーによる、いつもながらのドローン系アンビエントではありますが、数多くない聴いた中ではもしかしたら一番好きな作品になるかもしれません。このCDには副題的に(1979)と書かれておりまたDISCOGSにもcomposed in 1979とは載っているのですが、その真偽は置いておいて、原盤は2003年にLPとしてリリースされていた物の2011年再リリース盤CDのようです。もちろんLPではA,B面、Pt.1,Pt.2に分かれて各25分、21分となっていた曲をCDではさらに長尺になってしまう45分全一曲化なんですが、当然これを最初から最後まで言うなれば正座をして聴き通せる人は稀だと思います。そういう筆者ももちろんずっと垂れ流しで聴いているのですが、しかしなんどもリピートして垂れ流していても全く問題ない静かな環境音楽です(アンビエントを環境音楽と書き換えたのは後述します(笑)。なんとなくフェンダーローズピアノのほぼそれだけの極一部をループ(氏はサンプリングではなくアナログテープ編集によるループを得意としてたようですが、この時期の作品はどちらなのか分かりません)しているだけのトラックスを重ねて最初から最後までほとんどズレる事もなく延々と奏でている作品でしょうか。そのようなモグリの分析はさて置き、本作は非常に落ち着けると言う以上、やはりもし正座または座禅でも組んで聴いていたとしたらなにかの境地に至れそうなほど、そういった意味ではスピリチュアルミュージックかもしれませんが、しかし聴いているとこれはやはりサティ、ラベル、ドビュッシー辺りの主にフランス現代音楽にルーツを持つ、いわゆる「環境音楽」の真っ当なる正統な後継者によるアンビエントミュージックであろうと思ってしまうんです。環境音楽=アンビエントミュージックでもあり、どの時点で切り替わったかは分からないんですが、そもそも筆者の単なる独断かもしれず、しかしこの人も作り始めたとも言われまたイーノ卿も没頭していった頃が、環境音楽→アンビエントミュージックとなっていったのが1980年代からだったのかもしれません。もし作曲がなされたのが1979年という文言を信じると、そう言った意味では感慨深く、もしかしたら筆者の勝手な独断である環境音楽→アンビエントミュージック(誤解されないために…すくなくとも筆者内ではこの2語は単なる直訳以上の意味を持つと思ってます、それは上記のような意味で)への最終過渡期に位置するため、なんとなくその両要素がまだ未分化か、これからどこか混ざり合っていくような雰囲気を無理に感じなくもない一曲になってると思います。良く言うとそのどちらも感じられるという意味で興味深く、同時に傑作になります。

DISCOGS

川は流れる / 仲宗根美樹

時々やっている(年2回との)名曲ベストヒット歌謡曲というテレ東の番組が知らない40〜50年以上も前の曲などやるのですが、もちろんどうしようもなく古い曲などに混ざり、見るたびほぼ毎回衝撃的な曲に出会えます。今回2013/9/26ではこれ。直情的に?書かせてもらうと何だこの少し死にたくなるような曲は…というのが第一印象でした。しかし少し経った今聴き返してみると曲名や歌詞などの徒然草的諸行無常感のせいもあるのでしょうが、さらにそれらを効果的にワークさせているのはやはりこの方のタイトル通り朗々として切なく悲哀さえ醸し出せる稀な歌い方にあるのだろうと思えてきます。はずかしながら仲宗根美樹さん、存じ上げずですが、きっとほとんどの人が知っているくらい有名な歌手なのでしょう。けして声量や伸びのある声という意味で上手い歌手とは言えないと思うんですが、この歌い方と声質、やはり類稀なる歌手だと思われます。上げたこの少し過剰なストリングス加味のアレンジによるカラオケ風バージョンだと分かり難いんですが(もうしわけない2、上記歌詞表示の為にカラオケ風でした)原曲の大正琴や♀コーラス使用辺りは古賀メロディーからの系統を汲んでると思い、また歌が拍子(テンポ)から前後に微妙に外れたりと、もちろんアレンジなど含めた楽曲自体凄いと思い、これはカラオケで歌いこなすのはなかなか難しい曲じゃないでしょうか。詳しい方詳細求む。

Mullah Said / Muslimgauze

mullahsaid
なにか毒男ネタ連投のような気もするが(笑)世の中には見かけると応援したくなるカップルとそうではないカップルというものがある。前者は仮に好印象カップル、後者は当然バカップルだ。当たり前のようだか好印象カップルはなにか慎ましく見るからに幸せそうで見ているこちらまでその恩恵を被るような、稀かもしれないがありがたいような正のオーラを発している。これは少し偏見かもしれないが、そういうカップルはどうも文学青年風、多くは両者ともメガネまたは男子の方がメガネの場合が多い気がする。対して、バカップルは大概声がでかい、そして当然のように話してる内容が明らかにバカ。時にダー!やバー!などの擬音を多用しているせいもあるのか、内容がほとんど無い。まあ、普段はハイデガーについての考察をお互い交わしているカップルでたまたま運悪く私がそういったバカ話の瞬間に居合わせたのだ、と思いたいところだが、それはないなと思わせるのはやはりファッションであろう。好印象カップルは無駄な装飾がなくすっきりとしており大抵細身のシルエットだが、バカップルはなにかゴテゴテとした無駄な装飾が多く割合的にボワッバフッとした太めのシルエットで何より色がケバい。こんなんで長くなってもなんなので(笑)結論、どっちも嫌い。

ムスリム同胞団の方ではない完全白人による勘違いの擬似中東音楽、ムスリム師の膨大な量のアルバムの中のいったい何枚目になるのか本当に知る由もない一枚のアルバムです。当然徹底的にタイトルからジャケやインナーも英語ながらフォントはアラビア字体であるなど中東〜中近東にこだわった姿勢はいつも同じであり、人によっては音もどれもこれも同じと言う人もいるのは分かっています。しかしそこにある一人の男(故人)による頭の中で作られた言わば妄想中東音楽、それら同じようなアルバムを毎週一枚作っていたという、ある意味一人の男のマスターベーション行為に、少なくとも私は何か魅せられるものがあるのです。本作はいつもながら中東方面の何か会話等サンプリングやいつもよりは比較的目立つ飛び交う電子音に、やはりいつも通りの打ち込みによるタブラ的打楽器音や時にエレクトロやダブ的なリズムがベースとなっており、知っている作品群の中ではなんとなくジェントルな雰囲気、つまり大人しいながらも、ゆえに何か凄みや深い物さえ感じてしまう傑作かもしれません。師曰く「自分の信ずる道を行きなさい」
DISCOGS

Bang / Bang

mother
ハードロック界では一部ながらもそれなりの知名度があるらしいこのバンドではなくバン、当然門外漢である私は名前も音も初めて聴くわけですが、一言で言うと古臭い、それはもちろんNGワードのようであり、しかし私的には今となっては一種の褒め言葉として使っているので、私は嫌いではないです。ここまで遡って古臭い雰囲気は潔く感じ(もちろん1970年当時には最先端だったのでしょうが)曲自体も良い曲ばかりじゃないかと思います。見つけた盤は1st「Bang」+2nd「Mother / Bow To The King」の2in1でしたが、そのカップリングではDISCOGSに無く(1st+3rdのような他のカップリングはありますが)実際の音もプチプチ音など入るいわゆるアナログ盤起こしのブートに近いブツでした。しかしやっぱりなかなか魅力的です。1stの方は1曲目などニルヴァーナの曲のギターリフはこの曲からぱくったのではないか?と言うくらい元祖グランジのような雰囲気もありつつ、おそらくUKのハードロックに憧れ模倣したような雰囲気という意味では素直でストレートすぎるハードロックという所ですが、しかしその1stでもLPではB面であろう後半に架けて少しづつ地元USのブルース色も出てきたりします。2ndなどは1曲目、アコースティックで妙に爽やかな序盤からだんだんとハードになっていく様は見事ですし、基本的に1stと同じではありますが、やはりアコースティックな雰囲気などの小技が増えてると思います。だらだらと書いても何なので、要は古臭いけど良いものは良いとでも言うところでしょうか。It's old but goodです。

DISCOGS


I Don't Like Remixes / Telex

idontlikeremixes
独身貴族って言葉ものすごく久しぶりに聞いた(言われた)んだけど、やな言葉だなあ(笑)もちろん貶し言葉でしょうけど、だいたい貴族、大臣、師匠、大統領、大将、奉行、先生とか付けるのはろくなものじゃない場合。用例はいうまでもないけど「独身貴族の身分だからね〜おごってよ」とか「いいわね〜独身貴族は。時間もお金も自由にできて」とか「独身貴族は違うな」など、むかつく言葉だな(笑)それにしてももう死語だろう。というか独身と貴族って解体してもどちらも死語じゃない?それが合体した独身貴族は最強の死語だろう。いやむしろ逆にいけるのかもしれない。否定の否定は最強の肯定みたいな感じで。独身貴族!まあよほど癇に触ったようで。

ええ好きですよ、もちろん好きですよ、しかしなんなんだろうかこの微妙に距離感を置きたくなるグループは。時々なにか陳腐だったりおそらく確信犯なのだろうがダサい感じ、その辺に距離を置きたくなく=入り込めない部分を感じます。彼らのオリジナルアルバムは現時点でみな入手困難ゆえ、このようなベスト盤数種類で聴くしかできず、もう一枚のベストも我が家の蔵入り盤として有名ですが、こっちの収録曲も多く、そっちよりも良い曲多しなので厳選されてる感がある、言うなれば傑作ベスト盤のほうはときどーき聴きます。でも聴く度に具体的には"Rock Around The Clock"の確信犯にしても揶揄ってる気がするボコーダー入りのカバーや、"Temporary Chicken"の当時の技術としてはしょうがないと思いながらもしかしそのサンプリングの鶏の鳴き声や人声によるビートのおかずのような手法や、"Dance To The Music"のこの手的にあまりに直球なテクノポップ辺り、にどうしてもしらけて(古語?)しまうのです。個人的には主にデトロイトテクノ系で「当時の」豪華な面子などによる彼らの曲のリミクシーズ盤「I Don't Like Music」のように、元アーチストへの多少批評精神が加わった言わばカバー集の方により魅力を感じたりしました。大好きなテクノポップ、でもこの人達は直球すぎる気がする…

DISCOGS


Echo & The Bunnymen / Echo & The Bunnymen

Echo_&_the_Bunnymen
このバンドの何枚目になるんでしょうか、名盤「Ocean Rain」の一応次作とはDISCOGS情報ですが、それにしても「Ocean Rain」が1984年で本作はその後3年後のようで、以前のアルバムよりもブランクがあったようです。しかし余裕のセルフタイトルとそっけないメンバージャケ写というところなどから見ると少なくとも本人達にとってはギミックなしの自信作のように思われます。そしてその内容は個人的にも良いと思いました。と作文章のようですが、少しでも聴いたことがある人にとっては恐らくですが典型的かもしれない、明るいのか暗いようなのか時々分からない一曲中でも躁鬱を繰り返すような一種不安定なコード進行に因る所があるかもしれない、やはりファンなどには一聴して分かるバンドサウンドとイアンマカロックの同様精神を少し不安定にさえさせるようなボーカルは健在で、しかもこの時点でバンド遍歴の長さからの経験とテクニック的な向上も大きいかもしれない、妙に小慣れた曲自体とバンドサウンドアレンジなど、それらがこのアルバム時点で混ざり合ってるようでやはり私的には中々の力作にして、かなり聴けるアルバムだと思えました。たしかに、初期のいわゆる研ぎ澄まされたナイフのような緊張感はもうこのアルバムには無いのかもしれません、しかし代わりに、それらを経過し何かを悟ったような穏やかさのような物がここにはあります。堂々としたジャケ写とやはりタイトル、彼ら自身何かを宣言しているような気がするアルバムでもあります。

DISCOGS

Remembrance Days / B-Movie

remembrancedays
Bムーヴィーのコンピでしょうか、まずジャケの話なんですがよくあるLPとCDで違いはありますが、CDでもオリジナルと再発盤で全く違い、まあ好みが分かれる所かもしれませんが私的にはオリジナル(LP=CD)の老夫婦がベンチに座っており背後に兵隊さんのような人達がいるジャケの方が良かったのですが(↓DISCOGS参照)、見つかったのは兵隊さん一人のポートレイトのような再発盤の方でした。ただ内容は全く同じでアルバムタイトル「思い出の日々−古き良き時代」通り極初期ではないのかもしれませんが少なくともインディーリリースの頃からの初期音源を網羅していると思われます。年代順収録なのか、最初の方は初期衝動的な勢いは良いながらもわりと凡庸なポストパンク的曲、しかしこのコンピで初めて聴いて中々良いと思ったエレポップのインスト曲("Soundtrack"YTに無し)には「ゲイリーニューマン、いやチューブウェイアーミーの曲のようだ」と言った(実際)感じで、その辺から続く代表曲"Nowhere Girl"へと少しづつですがしょぼいながらもシンセを用いてきてエレポップ色が出てくると、このバンドのしょぼいエレポップという強烈な個性が確立していく様が確認できます。やはりこの資料的側面もあるコンピを聴く限りでもいろんな所から影響を受けて、また似たような音を出していたバンドが当時も今現在でも星の数ほどあるはずなのに、この唯一無二な感触は何なんだろうか?と考えさせられました。背景等詳しくないのでよくは分かりませんが、また当たり前のような事なのかもしれませんが、それはやはり初期衝動に素直に従う、つまり邪念なく純粋に自分たちが演りたい聴きたい音を追求していった結果なのかもしれません。これは簡単なような事であって、じつは永続するのが難しい事なのかもしれませんね。それは特に、自分達の欲求&要求に無心で従っているバンド結成当初はおそらくどんなバンドも自然に行っている事なのでしょうが、どんなバンドでも持つ極初期の瑞々しさというような物が、まるで採れたて野菜や果物が直ぐに鮮度を失っていくような事となにか似ている気がします。このバンドはその期間が中ではわりと続いた方のバンドかもしれず、特にこのような初期音源の瑞々しさが聴いているとなにか清々しいような気分にさせてくれます。Remembrance DaysでもよいのですがGreen Daysでもあるのでしょう。

DISCOGS


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