KEMPIRE

How deep is your Love?

2013年04月

Catholic / Patrick Cowley & Jorge Socarras

Catholic
Pカウリーが1970年代後半(1976〜1979)にボーカリストJorge Socarrasをフィーチャーして制作したはイイが、どういった事情なのか(わかりません)この正式なリリース年2009年までお蔵入りにされていたアルバム、とのこと。まず一聴、主に自分のレーベルMegatoneから一連のリリース作品や、彼の名が一躍世界中に知れ渡ったとも言われるドナサマー"I Feel Love (Mega-Mix)"での仕事のような、カウリーといえばHi-NRG、という連想がここでは全くと言ってイイほど通用しません。DISCOGSにもStyle:New Wave, Synth-pop, Experimental, Discoと書かれてるように、同時代のドイツのNDWやイギリスのNW、または同国アメリカのNYディスコシーンなどからの影響が覗い知れ、彼の様々な顔がこのアルバム一枚でいろんな角度から見れるような、資料としても貴重にしてやはり非常にバラエティーに富んだ素晴らしいアルバムという印象を受けます。常に勉強不足でカウリー=Hi-NRGサウンドと狭量に思い込んでいた筆者には、このサウンドのバラエティーさはある意味衝撃的ですらあり、しかし今更ながら1982年に32歳という若さで(エイズで)亡くなってしまったという事実に「この人が今でも生きて(たとしたら、それでも63歳)音楽を作っていたならばどのようなものになっていただろう、ポピュラー音楽界の地図を塗り替えていたかもしれない、音楽界は偉大な才能を早くして亡くしてしまった、合掌」とわりと本気で思わされました。様々な(大人の?)事情でお蔵入りになっていたと思いますが、それもまたその時間が極めて勿体無く思われ、悔やまれるほどの衝撃的なアルバムです。そこのあなた、必聴かもしれない(?)陳腐な言い方すると聴く音の万華鏡。

DISCOGS

Robot Children (Do You Love Your)

You Laugh At My Face

Throw The Warped Wheel Out / Fiction Factory

throwthe
おそらくこのバンドも80'sエレポップアイコンの一つだと思うんですが、また所謂一発屋のようでこの1st一曲目"(Feels Like) Heaven"がこのバンド最大のヒット曲にして代表曲となってしまい、それ故なのか一発屋のレッテルが貼られているようでもあります。しかし筆者はその曲のあまりに甘い感じの雰囲気が嫌いとまでは勿論言いませんが特別好きにはなれず、むしろその後の収録曲のライナップで素晴らしいアルバムではないか?と思ってしまいます。たしかに全体的には甘いテイストはありながら、また骨子の楽曲をエレポップに仕上げるアレンジはあまりに素直な印象で、悪く言うと引っ掛かり(フック)などはほとんど感じないので、世間的にはそれ故に一発屋と言われるのかもしれないなと思いますが、筆者的にはその素直さこそがこのバンドにおいて成功している気がしますし、なにより好感度は大だったりします。まあ一方で全く素直ではなくひねくれて灰汁が強いアレンジをする、例えばヘヴン17などは故に好きだったりしますが。しかしこのバンドは素直だとは思いますが、けして地味だとは思いません。場合によってはデュランデュランなども引き合いに出されるようにどこか華やかで花がある、そういった意味でセンスのあるバンドだったのでは?と1stだけを聴いていても思われます。どうやら2ndまでしかアルバムが出なかったようですが、この1stを聴く限り、この後そんな事態(打ち切り気味にバンド終了?)になるとは全く信じられないほど華やかかつ完成度も高い素晴らしいアルバムだなという印象です。余計なことかもしれませんが、CDでは12曲入り盤の方がそのボートラ的2曲も良いと思うので、できればお勧めです↓

DISCOGS

(Feels Like) Heaven

Rise And Fall

Galaxy Garden / Lone

galaxygarden
今に始まったことではなく例えば宇宙の神秘的な事とか心霊現象とか魂の永遠(少し抽象的になってますが)などの言ってしまえば人知を超越したような事を好きな人って多いなと思ってますけどね、それは当然で人間って現時点での理屈(まあ科学知識などの文明レベル)で説明ができないような言わばスーパーナチュラルな事象にどうしようもなく惹かれるというのは筆者ももちろん人間なのでわかりすぎるほどわかりますけど、前段長くなってもなんなので言わせてもらうと、結局ほとんどの事は無いね(笑)宇宙人もいるのかもしれんけど人類が存続する間に遭遇するとも思えないし、まして幽霊?いないしね、人間は死んだらハイそれまでよ、などと思っとります。なにが言いたかったのかと言うと(笑)人間生きてるうちが花という事。

おそらくその手に詳しい方々には今更感が大いにあるかもしれない、しかし筆者的にはここら辺を敬遠していたことを少し後悔させてくれるようなアルバムです。ローン氏?の一応最近作のようで、R&Sから出てますね。なるほど、一部ではと言う以上にオーバーグラウンドにまで話題になっていた人だけあって、ジャケからも感じるようなゴージャス感のあるテックハウス〜ダブステップなどでしょうか、今風なのかもしれない、少し前のけして熱くならずじつに控えめな叙情性からまた一歩進んだ感じの、敢えてドラマチックなほどの叙情性を見せつけるような主に上物(シンセパッド等)が、逆に一回りしてきたような気がして、その頃のテクノに馴染みがある筆者のような世代には、往年のR&Sからこういう人が出てきたという事実はある意味涙物なほどかもしれません。具体的にはYTから上げた曲たち↓で、1990年代も初頭の所謂ピュアテクノ(AFX、μ-ziq、Plaid等々)を否が応にも連想しますし、シングルカットされた"Crystal Caverns 1991"辺りにはタイトルからも連想されるような"当時"のレイヴ音楽のおそらくサンプルなども聴かれ、その部分だけだとこれはいつの音楽なのだろう、などと錯覚してしまいます。うむ、いろいろと年寄りが昔はよかった、今の若いもんは…的な発言もじつはしたいところではありますが、ここは素直にうっとりとして聴いとけばイイのでしょう。素晴らしいアルバムをありがとうローンさん。

DISCOGS

Raindance

Crystal Caverns 1991

Flaunt The Imperfection / China Crisis

Flaunt
チャイナクライシスの最高傑作との声まである3rdになるんでしょうか、たしかにこの危うさと安定感が共存しているような、やはり故にどこか危うい不安定感は唯一無二の気がしてきます。それはアマゾンレビューなど見ても前者はNW、後者はAORと言われている、ある意味水と油の邂逅というか融合でしょうか、その危うさに起因すると思えてきます。背景などはよく知りませんが、本来パンク世代だったらしいメンバーが1st、2ndを経てたどり着いた先に、本作プロデューサーになるスティーリーダンがいたという感じで、スティーリーダンも詳しくない筆者でも、少なからず本作とスティーリーダンの音楽との共通点は聴いているだけでなんとなく感じられます。結果、やはり本作が唯一無二の音楽になったのだろうと一人納得したところです。

DISCOGS

Black Man Ray

Blue Sea

Sahara Elektrik / Life At The Pyramids / Dissidenten

あいかわらず前段失礼、音楽ネタかぶりですが、最近衝撃を受けた歌謡曲、勉強不足でしらなかったなーこの曲。日本歌謡史に残るほどの大ヒット曲なので知ってる人も多いんでしょうけど、意味不明すぎる…作曲は中村八大で曲調自体はスウィング(ビッグバンド)ジャズ系統だと思うんですけど、歌の最初の方はまだ普通の歌詞でお宮に願かけるのはイイのだが…ジンジロゲ〜以降がある意味キ○ガイ…渡舟人?天才か、やっぱりキ○ガイ(笑)でもこれってどこかの言語なのかな。森山加代子さん名前くらいは聞いたことあってもやはり知識不足で知りませんでしたけど、他の曲もおもしろい感じなのでベストでも買いたいくらいなんだけど今アマゾンで見る限りではプレミアムで高いですね…巷で捜索&見つかったならば書きたい候補ですね。

SaharaElektrik
いやこのニコイチもアマゾンでは取り扱いなしで、各単体(分売)のアルバムもプレミアムなのですが…細かいことはさて置き、単純にたのしいアルバム。ドイツはベルリン拠点だったらしいデシデンテン、とりあえずはこれしか持ってない、でも一応2in1のアルバムのようです。一言で言えば似非アラブ音楽というか、本物のアラブ系〜アフリカ系ミュージシャンやボーカリスト達などを雇い、彼らの演奏や歌をある意味白人的に搾取して主にエレクトロニクスなエレメントを被せただけで自分たちの音楽にしてしまう、そう書くと危うい音楽の感じもしてしまいますが、しかしそれが成功しているのでしょう。中にはもろにアラブ音楽になってしまってるような曲もありますが、時に彼ら(ドイツ)と彼ら(アラブ、アフリカ)の幸せな結婚で優等遺伝子どうしが融合して生まれる美形で賢そうな音楽になってる気がする曲もあります。ただそこまで行かなくても、どこか崩れてしまっているような子(曲)の方にも、その部分ゆえの愛おしさというか、少し歪な部分にこそ面白みやもしかしたら美しさを感じるような人には、そちらの方の曲に聴くべき曲があるかもしれません。独断偏見をさせてもらうと、個人的にはプレワールドミュージック〜異形のワールドミュージックという範疇で言って、3ムスタファズ3(英国)、マークカミンズ(ケイミンズ、米国)辺りと同時代的にも共通点を多く感じる、やはり当時の似非エスノ(か似非エキゾチック)感覚を感じたい人は聴いてみてはと思いますし、後のワールドミュージックブームへもほんの少しかもしれませんが影を落としている(影響している)と思う、偉大な三者のような気もしています。もう一つ蛇足をすると、例のイーノ&バーンなどが行ったワールドミュージック実験のような生真面目さはあまり感じません。その軽やかさや遊び感覚がイイのですけど。

DISCOGS

Sultan Swing

Inshallah

When In Rome / When In Rome


しつこくCMシリーズで押すと、このCM、見るたびにじゃあ生麺くえばイイんじゃね?と思ってしまう。小売価格などチェックしてませんけど、カップ麺ならば生麺の価格帯から少しでも落として売ればメリットがあるという意味で、まだ分かるのだが、しかし袋麺の場合、その価格の幅をカップ麺の場合よりも広げて相当落として売らなければ、つまり生麺とあまり変わらない程度の価格ならば、たいていの人は生麺を買ってしまうのではないか?そうなると利幅はあまり大したものにならないのではないだろうか。実際の実売価格はどうなのだろう。それにこのCM見てるとどうもやっぱり生麺だよね、といったサブリミナル効果も感じてしまう。結局乾麺は生麺にはかなわないのではないか?生麺生麺と連呼しすぎだろう。やっぱり生麺か!つまり腹へった…

when in rome
おそらく80'sエレポップアイコンの一つのバンド、ほとんど唯一といってイイらしいアルバムです。このバンドはなんと言ってもアルバム一曲目"The Promise"の超ヒットゆえの言わば呪縛である、一発屋とのレッテルも貼られているようですが、たしかにこのアルバム中でもインパクトがあるほど、少し奇を衒ったとすら言える、特にドンドコとしたようないかにもなシンセベースラインがこの曲独特の雰囲気を作り出しており、そこへ乗った哀愁感のある歌やコーラスなどのメロディやドマラチックなピアノ等合わさった非常に訴求力のある曲だと思います。続くシングル(おそらくフォローアップでそれなりにはヒットしたと思われます)"Heaven Knows"も80'sエレクトロのリズムにこちらは爽やかな歌とコーラスなどが乗ります。しかしそれらシングル曲だけに関わらず収録のほとんどの曲がエレポップテイストを持つ、やはり80'sエレポップ名盤ではないでしょうか。

DISCOGS

The Promise

Heaven Knows

The 12 X 12 Collection / Sylvester

NHKウォッチャーが見た彼女の変遷。
廣瀬智美1
廣瀬智美2
廣瀬智美3
廣瀬智美4
廣瀬智美5
廣瀬智美6
廣瀬智美7
廣瀬智美8
廣瀬智美9
廣瀬智美10
廣瀬智美11
廣瀬智美12
廣瀬智美13
さよなら廣瀬さん。(べつに異動されたわけではないよ)


12collection
タイトル通りですが、彼とも彼女とも書けないこの故人の「Megatone」から出ている12"シングルのコンピのようです。わざわざ「」付きで書いたように、またDISCOGSの人も一部書いてますが、この人の後期であろうMegatoneに移籍してからのシングルのみなので、シルヴェスターでも初期中期後期と好みが分かれるようなファン&マニアにはどう捉えられてるのか、ずっぱまりの人もいれば外しまくりと言う人もいるのかもしれません。私はそこまでファンではないので、この後期と呼ばれる言わば当時のMegatone節かもしれないHi-NRGサウンドの数々には圧倒されます。再度DISCOGSの人も書いてるように、たしかにデビューはそこかららしい初期Fantasy時代の代表曲であろう"You Make Me Feel, Mighty Real"辺り収録できないのは(もちろんレーベルが違うため)差別用語ではなく片手落ちの気はしますが、恐らくそれら初期または中期にはファンク色がまだ濃いのではと思い、それはそれでまた別物として聴きたい気もしてます。一曲だけですがこのCDボートラに収録のようなこの頃のMegatoneと言えばパトリックカウリー、と言えると思うアルバム自体レーベルカラーのデンデケとしたHi-NRGサウンドのオンパレードなのでしょう、最高ですね。

DISCOGS

Take Me To Heaven

Do Ya Wanna Funk

ザ・ベスト / 猛毒


CMシリーズ〜この服どこで売ってるの?自作?すげー服だな…スタイリストどういうセンスだよ。着てる彼女も若干恥ずかしそうじゃない…かわいそうに…下はもんぺ?ある意味今の東京?

ザ・ベスト
なんとなく、新学期だとか入社式とか新年度とか規制緩和とかで浮足立ってる雰囲気がばからしいので。3月が4月になっただけだろう…というかそれも太陽暦を採用した西暦という西欧の白人文化における単なる区切りだけどね。それでガッツさんや石立鉄男さんなどをこき下ろした歌などで有名な気がする猛毒のベストだそうです。CDで2枚を今回のレビューのために通して聴くのは正直厳しいかったというのが感想ですが、しかしこういったアイデア一発勝負というか、女子はこういう発想はないと思いますが(というか信じたいですが)健康な青年男子ならばおそらく誰でも一度は思いつきそうなネタ一発でそれを曲とし、しかもアナログ、デジタルに関わらずパッケージングして発表してしまう、それが出来てしまうこの人たちの存在は大げさに言うと奇跡だとすら思えます。繰り返すようですが具体的に、それは高校生くらい頃仲間内でこういったテレビや有名人、芸能人などをこき下ろしてネタにして笑うというのは、やはり誰でもその年頃には行っていることだと思います。ただ誰がそういったネタをバンド演奏やサンプリング使用の打ち込みサウンドなどの音楽にしようと思うでしょうか、そここそが彼らの奇跡であり、またそれを効果的に仕上げるセンスの良さ、その意思と才能、その両方が揃って始めて猛毒になるんでしょう。そうこれらは性根が腐ってる(フォローするとそもそも人間誰でも、そう)強い意志と軽やかで爽やかで華やかなセンスの良さが合わさって初めて生まれる、ほかに例えが浮かばないのでマンガでいうならば2度目に転生したグリフィス卿のような音楽だと私は思います。

猛毒のほんとにほんとにご苦労さん

はたらくくるま
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gogleman

KEMPIRE(基本その日に買うてきた音源をいかにも前から知ってる風に語るブログ)

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