KEMPIRE

How deep is your Love?

2012年03月

セーラー服と機関銃 / OST

セーラー服
1981年の映画のサントラです。誰でも知ってるような映画じゃないかと思いますが、筆者はいつ見たかは忘れまたストーリーもほぼ忘却です。これは一般的に言うサントラ(帯にはオリジナル・サウンドトラックと書かれてます)というよりもいわゆるドラマ盤で、主題歌と挿入曲などはたった2曲のみ、その他の部分は映画のシーンの音に、主人公によるストーリーを補足またはそのシーンの裏話という独自のナレーションとBGMのような音楽が入っているというような構成です。当時から30年以上経った今そららを聞くことの意味はあるかは分かりませんが、ただ聞いていると日本の1980年代=昭和50年代後半から昭和最後の60年代前半へかけての郷愁とでもいうようなものが漂ってくるような気はします。ただもちろん目玉は薬師丸ひろ子が歌う2曲で、2006年にはCDS化されたようですが、それまではこのLPと7"シングルだけだった主題歌のオリジナルアレンジと、小椋佳作詞、来生たかお作曲の「あたりまえの虹」(7"B面)がそれらドラマ部分の後のAB面最後で聴けます。

たゆね音盤堂

Sky Flowers & Horse Eggs / VA

skyflowers
今日なぜか銭湯に入ってしまったのですが(詳細はめんどい、というかほとんど気分)温泉など公共浴場を除く純粋に銭湯ってことでは15年ぶりくらいかな、家風呂が壊れてしょうがなく行ったとき以来。でま、特殊風呂などもあるのでそれを書くと店限定されるのでしません(笑)午後4時くらいに入ったら、案の定、じっちゃんたちのだべり場に…でも私が入るのとすれ違いで若いやつも出て行ったけどね、しかし中はもう若造は私一人で、しかも常連さんたちらしき中で浮いてしまった。けっこう視線も感じ、でもまあそんなことも気にしてたら銭湯は入れず、銭湯なんだからくつろがなければ元が取れねえ、と思ったより長湯で多少堪能。外風呂などもあり、もう日も長いのでまだ明るいうちから空を見上げて入る露天風呂(風)は格別ですね。週末&月末&年度末に仕事も一段落ってところで、超くつろぎましたね〜それだけ。

この手では比較的知られているVA物らしいですが、店屋で見つけてスマホは持ってないのでその場で検索は掛けず、家に帰ってからじっくりPCでDISCOGSを見、全曲解説の長文という熱い人がいたので、次の日買ったというところです。まあその人もどこかの解説文を転載しただけですが…正直眠くて英長文読解は厳しいので(笑)ざっと見、丁寧に音分析ときには楽器限定的と、曲の印象を多分に詩的表現の一語でまとめているという、優れたレビューのような印象です。きっとそれを翻訳アプリにでも掛けたほうが、この盤のもっとも丁寧かつ適切なレビューになるのではと思いますが、それでは筆者の出番もないので(笑)こちらは盤自体の総括を乱暴に一言で言ってしまうと、幾分ジェントリーなノイズとそれと境界線がないようなグラデーションのように続いている他者の曲のサンプリングやフィールドレコーデイング、と一部古風なミュージックコンクレート曲、などで構成されている、落ち着いたVA物という感じでしょうか。その点ではDISCOGSレビュー冒頭で書かれているようなstrangeさを筆者はそれほど感じませんでした。ただその人も書いてるようにジャケやインナージャケなどは彼ら白人(と断定ですが…)にとってはアジアの邪教(我々アジア人にとっては恐らく真っ当な?正教)的写真、イラスト等は少々おどろおどろしいです。あとNocturnal EmissionsやZoviet Franceなどビッグネームもそれなりのコンピ用曲?で参加ですし、そういった意味でも総じてOKというところでしょうか。まあこの手のVA物としては良心的な物ではないでしょうか。

DISCOGS

:zoviet*france: - I Felt the Breath of My Assassin

郷愁3.29

stupidgirl1.Garbage - Stupid Girl
今時ガービッジを買ってる人は筆者くらいではないかと思いますが、まあこれはTテリー師匠のリミックスが2本入っていたので。
DISCOGS

running2.DJ Marc Aurel* - Running
あと古くさいトランスが続きますが、全く知らない人ですけどデュモンデのリミックスが入っていたので。
DISCOGS
voodoo3.Warrior - Voodoo
中ではヒットトランスじゃないでしょうか、ここはOリーブのやつでしょう。
DISCOGS
ineedyour4.Marc Et Claude - I Need Your Lovin'
超ヒットトランス、12"では持ってなかったので。
DISCOGS
moondust5.Jacob & Mendez - Moondust
ヤコブもメンデスも知りませんが、レーベルGo For It買い。少しグリエラに似てるしブレイク部の神聖な感じはイイですね。
DISCOGS
emotion6.Airbase - Emotion
同レーベル↑でもリミックスしてる人、悪くはないけど長いね…
DISCOGS
natural7.Contrast Feat. Lex Empress - Natural Incident
トランスは終わりで少し落ち着いたでもクラブトラックかな。
DISCOGS
dezires8.Aqua Sky* - Dezires / Images
ドラムンが一枚、しかしこれは自称元ドラムンベーサーとしてはなんとなく、うれしいですね。彼らの初期曲のようでDISCOGSでもシングルの一番上で名義もAqua Skyと分かれてたりします。そんな実質デビュー曲にしてすでに完成されてるアートコアサウンドには驚きました。AB面ともに最高。これは名作かもしれん…今月のかなり意表を突かれた盤。DISCOGS
link9.Link - The First Link EP
しかし、今日の一押しはこれになってしまうのですが、まあ4曲入りEPということもありますし。原盤は5曲入りだったらしいのですが(↓DISCOGS参照)見つかったのは2007年再発盤の方です。1曲削られていながらも、それでもたまらん4曲です。じつは2007年にはその他初期盤の再発が3枚あり内一枚にはEP3枚組みなどの実質LPもあったのでこれはその時スルーしてしまいました。それから早5年ですか、探しました…やっと発見、しかも630円と想像していたより安価にて購入、なので一押しです。ま、内容は当時のピュアテクノ。DISCOGS
suboceana10.Tom Tom Club - Suboceana
今回分はある意味大漁(笑)しかしこの曲のリミックス盤は以前に郷愁済、Mジェファーソンリミクシーズだったのですが、内1バージョンはここにも収録です。結局そのバージョンがベストの気もしますが、その他にもJアトキンス、Kコーエンなどのリミクシーズもそれなりによい。今回分では三押し(笑)DISCOGS
計1580円也。





The Sands Of Nakajima / Bushido

sandsof暇なので芸能ネタに乗ってみようか、ほとんど知らないのだがAKB48から前田さんという人が卒業するとの事、それはこの時期卒業シーズンだからなのだろうか、またどこから卒業してどこに進学または就職するというのか、恐らくAKB48という看板グループから去ったならばその時点で前田さんはニートになってしまうのではないか?と全く外野の他人事ながら心配している。まあ画像を見る限りアイドルグループ所属だけにかなりかわいいようなので、それだけでどこの世界でも潰しはきくのだろうが、しかしその業界では元のような脚光を浴びることは出てしまった以上、ぐっと少なくなるであろう。なんというかアイドル産業とは基本的に大昔から変わらず結局消耗品として一人の人間を扱うのを見せる商売なのだな、と再確認するに至る。プロデューサー等上層部の大人たちの思うがままに少女達が操られているのを見るのはあまり愉快な事ではないな。夢を売る商売とは、言い得て妙である。

sandsof
武士道の1st「中嶋の砂」です。べつに独自に日本語化することもないんですが、実際、これといって何が武士道なのか?また日本情緒は全く感じないバンドだと思います。それどころか一部タイトルにもありますが、どこかの民族音楽のようなサンプルなどは飛び出し、まあ簡単に言えば勘違いのエキゾチシズムとでも言うか、その語源通り、彼ら白人達にとってみればその他有色人種達の文化に対する差別的ニュアンスも意識のどこかには必ずあるはずなので、そんな一種の差別意識と共にコインの裏表のように憧れも存在しているという、危ういアイデンティティを持ったバンド(名)とアルバムタイトルかしれません。音は意外とバラエティに富んでる一言では言い難いものですが、そこを無理に言ってしまうと、ゴスまではいかないまでもダウナーなNWバンドサウンドと、サンプリングコラージュによるノイズなどもあるエレポップ崩れとが融合したような音でしょうか、やはり表現が難しいです。ただそんな中でも特にダウナーな雰囲気を持った曲調にはおっと思ってしまう求心力がある曲もちらほらあり、バンドメンバー写真(DISCOGS参照)などから受ける印象ではどこか冴えない若者達による、でも自分達がやりたい音楽をやってるだけ、という部分辺りには健気さと愛おしさを感じます。実際純粋な連中なのでしょう。

DISCOGS(試聴)

Stranded / Roxy Music

Stranded
美麗見開きジャケシリーズの第二弾(うそ)、昨日は大門外漢による辛口コメントでしたが、こちらも大は取れるかもしれない門外漢ながら、ゆえにかかなり高感度が高いとにかくジャケです。1stから女性の見開きジャケという、親近感持てるバンドなんですが、個人的趣味ではこっちの2ndの方が好みです。曲名にもあるので、実際は違うと思いますが(笑)アマゾンをイメージした湿度高そうな密林にウェットで密着したほぼセミヌードではないかと思うワイルドな感じの女の人が横たわっているという、これはジャケ買いを狙っただろう、という美しいジャケだと思います。ただ同性の人、いや異性でも中には嫌悪感持つ人もいそうな気も同時にしますが、個人的には当時まだグラムロックと言われていた、セクシャルな自分たちをアピールすることでイメージ作りをしたムーブメントの一環だったかもしれないと思い、その点で許容範囲内というか好きですこのジャケ(笑)飾りはしませんけど、これはちっこいCDなどではなく、見開きジャケのLPで持っておくべき盤でしょう。持ってない人はめいっぱいでかい↑画像を開けてください。

さて肝心の内容、というかこのジャケあっての2nd、という主にイメージ的部分も大いにあるような気がするので、やはりジャケは重要でした。しかし、そのジャケと内容はいったい合っているのだろうかと思うに、実を言うとそれほど合ってないでは、と今更ながらします。和訳は現時点では未確認ですが、歌詞はざっと見、ボーカリストBフェリーその後のソロでの割合はその相当数がそうだったと思いますが、ラブソングらしい物はほぼ無く、どちらかというとやさぐれ系のやはり若さゆえのどこかつっぱったような物のような気がします。Bフェリーの声も若く張りのある精力的なものですし、バンドサウンドも爆発しそうなものをどこかで抑制しているような気がしており、それが逆に若々しい印象を与えているのではと思います。やはりグラムロックムーブメントの影響もあるのかもしれませんし、その代表格的バンドだった為の一種の縛りのような、抑制を感じてしまいます。しかしそれらがこの2ndにおいては好作用となっており、やっぱりなんとも言えない、不良のかっこよさのような物で満ちているアルバムではないでしょうか。

DISCOGS

Street Life

Mother Of Pearl

In The Wake Of Poseidon / King Crimson

ガスト
はじめて入った渋谷宇田川町のガスト、汚ねえ〜入ってるビルもいかにも渋谷の繁華街の商業用テナントビルという感じでもちろん1Fは黒っぽい鏡(ブラックミラー?)ばりでそこにはテレクラ等ビラがベタベタと貼ってあり、その時点で2Fにあるガストに入る気すらなくすんですが(笑)なぜか15時くらいに歩き疲れて小腹も減り「もうここでええわ…」と。中は中で禁煙席のほうがごく少数で、私は吸わないんですけど、これまたなぜか?というか禁煙席があまりにせまっこかったので喫煙席の方へ、そしたら空気悪い〜これは受動喫煙で死ぬかもしれんな…と一瞬思った。そんなガスってる中、その時間、人々はなにやってるんだろうねえ?まあ社会人ぽい人はほとんどいませんでしたけど、やっぱりギャルね。暇なんだろね…109等でお買い物後、私みたいに小腹が減って女子だけでだべってるって連中が80%くらいかな、あとは男子同士、カップルも各一組ずつ発見、でも圧倒的にギャル軍団の中、おっさんのお一人様はもちろん筆者のみ。浮いてるというか、もうそんなのは誰も気にもせず、ギャル達は買い物のことなどで話に花を咲かせていましたよ。ああやってみな年を取っておばちゃんになっていくのだろうね(笑)とりあえず、今後の為にたばこだけはやめとけ…

In the Wake of Poseidon: 30th Anniversary Edition
どういうわけかキングクリムゾンの2ndのようです。まずは装丁、見開きジャケで感触はつるっとした豪華な手触りだと思うんですが、ただ淡い色のイラスト風絵画には不気味な雰囲気もあるのでこの時点で好き嫌いはっきり分かれてしまうかもしれません。筆者的には開いて部屋の上の方の棚に飾りたいくらい美しい物だと思いました。そして内容、うーんこれは難しい…キングクリムゾン門外漢にはこの2ndがファンなどの間でどういった位置にあるのか、とは言えそれはファンでももちろん十人十色だとは思いますが、ただ、最高傑作!に上げる人はいるのだろうか?などと思ってしまいました。後にEL&PとなるグレックレイクのVo.は1st同様ここでも時にメランコリックに響き、その辺りが炸裂している曲にはぐっと胸に迫る物すらありますし、またB面の3楽章からなる"The Devil's Triangle"はいかにもこの頃のプログレという気が(素人には)する、展開がドラマチックでありシンフォニックだとすら思うセッション辺りにはこれぞ70'sロックなどと思います。ただ、なにかこう…2012年に聴いてるからなのかもしれませんが、インパクトに欠けるというか(笑)1stでのあまりに有名な一発目"21世紀の精神異常者"のようなキャッチーさが圧倒的にこの2ndには欠けてる気がするのですが、それは彼らが意識的にそのようなヒットさえできる曲を敢えて外して制作したような気もし、これはこれでこういうアルバムなのだろうと思うと、納得がいくというか(笑)その姿勢はかっこいいように思えてきます。一言で言ってしまうと彼らのアルバム中では地味な方ではないでしょうか?どインパクトの1stと比べてしまうこと自体、無理があるのかもしれませんが、しかし1stと2ndのギャップが激しい…故にやはりこれは確信犯の念が消えません。結局これを最高傑作に上げる人もあまりいないという思いは変わりませんが、ある意味彼らのナイーヴさが出ているこの2ndを愛してやまない、というファン〜マニアはいそうな気はしてきました。というわけで筆者的にも美麗ジャケもひっくるめて愛おしいような気がしてきたアルバムです。プログレファン&マニアの方、こんなレビューで申し訳ない。

DISCOGS

In The Wake Of Poseidon

The Devil's Triangle

Close Proximity And The Unhindered Care-All / Celer

close proximity
多作すぎて何作目とか分からないセラーのアルバム。夫婦デュオだったらしいのですが、この2009年にも実に多数のアルバムをリリースはしています、けれど奥さんの方が同年7月8日に心不全で亡くなってしまったそうです。しかしこの時点では恐らく元気な二人で(とは急性心不全じゃないかと勝手に想像しているので)、フィールドレコーディング+ドローンなシンセなどによる所謂アンビエントのタイトル通り実に落ち着いた作品になってます。1曲目などにもしかしたら両者か自分たちの子供かは分かりませんが、楽しげな時に喧嘩のような会話なども微かに聞え、この頃の幸せな家族の情景も浮かんできます。奥さんなどに個人的にはこの作品でしか接点はないわけですが、思わず合掌はしたい気分にもなります。ちなみに夫の方はこの後も多数の作品をリリースしているようですが、写真など見ると非常な愛妻家だったようですが、ゆえに彼女の死に触れたような作品は発表していないようです。出来ないのかもしれません。
celerHP
MYSPACE
DISCOGS

Tom Tom Club / Tom Tom Club

tomtom
誰でも知ってるようなトムトムクラブの歴史的1stではないでしょうか。正直トーキングヘッズのメンバーなどによるユニットとか当時のNY的にスノッブな雰囲気のディスコミュージックなどの諸説は抜きにしてもこのアルバムは名作でしょう。またアマゾンなどを見ると明るく楽しいアルバム的レビューもちらほら見かけますが、私的にはたしかに楽しげな雰囲気は、特に代表曲となったシングル"Genius Of Love"や"Wordy Rappinghood"には当時超ヒットしたくらいなので広範囲にまで及ぶような訴求力とポップス性を感じますが、だからといって脳天気だったりミーハーな感じは全くなく、これもよく言われることかもしれませんが、彼らなりの実験性によって追求していった相当マニアックで硬派な音楽だと思います。少なくとも楽しいだけの音楽ではなく聴いてるだけでどこか悲しげなある種の無常感すら感じますが、多くの人が聴いているであろう盤だと思うので、ご感想は気になります。やはりNY的なのかもしれません、たしかにそういった意味では相当スノッブで、これほどクールな音楽もない気がします。

DISCOGS

Genius Of Love

Spirit Guide To Low Tech / Sweet Exorcist

吹石一恵
ネット上でよくみる(特にアマゾ○)某クレカのバナーなどの洗脳で吹石一恵さんがいまさらながら気になってきてしまいました。もちろんテレビなどに出るくらいの絶世の美女ながら、なにかこう庶民的に親しみやすいお顔立ちというか、はっきり言ってしまうとその世界では一流にはなれなさそうな雰囲気というか、そんな所もひっくるめてイイですね。もちろん、こんな人が町でも歩いててみなさいよ、周囲10メートルくらい(まあ見える範囲)の人々は一斉に目が釘付けくらいの美人ですけど、またつっこんでしまうと現在20代最後らしんですが、それにしては老け顔じゃないですか…それとCM等なのでしょうがないですけど、少しお化粧も濃いいですね…でも、イイのだ。このサイトとかもたまらん…一枚目とか…わたしロリっけはまったくないのですが、これは美しい小学生?それにしてはやはり老けてるからOKなのですが(笑)こんな子がいたら人生棒にふってもイイんで、誘拐してどこかの寂れた港町で新しい人生を一緒に歩んでみたい(けっこうマジか…)

Spirit Guide to Low Tech
キャバレーボルテールのリチャードHカークと極初期Warpの看板アーチスト(変名多数)だったリチャードバラットによるユニット唯一のアルバムです。この名義では少しでも初期ワープに親しんだ人なら恐らく涙物の12"数枚が存在してることをご存じだと思います。その立ち上げから20年以上も経った今でも存在感があるワープの初期の功労者という意味で大看板だったと思うこの両者ですが、しかしアルバムは違うレーベルTouchから出てしまいました。まあワープからも出たミニアルバム的な「C.C.C.D.」(アナログではCC EP)という物もあり、それによってブリープハウスの進化形クロンクというジャンル?を宣言した、そういった意味では記念すべき名作だったと思います。その辺の12"数枚をなんと2011年、全て網羅+αまで収録し無茶なCD2枚組として当然Warpからコンピとしてリリースされたようです(欲しいのですが安くなるのを待ってます(笑)。しかしそういった中でも、純粋なオリジナルフルアルバムである本作は当然上記のような彼らが発明したクロンクというブリープの進化形態で、ある意味ブラックなグルーヴ感が全く無いド白人ノリと言える、何かにつまづいて前につんのめるのような実にぎくしゃくとし、やはり同じような意味ですが、横に揺れるようなグルーヴではない、縦方向にブチッブチッと途切れるような縦ノリのグルーヴ感を特徴としている、テクノだと思います。これにノルにはある種の慣れが必要だと思い、最初から最高!と思える人は相当のダンス有段者(笑)だと思います。しかし一度この味を覚えてしまうと、かなりクセになると思い、ある意味食べなければ良かった…禁断の果実的音楽ではと思ってます。さらに言ってしまうと(笑)この手のグルーヴ感をもちろん知らなくても日常生活になんら問題はありませんが、しかしこのグルーヴ感を味わった人生と知らずに死んでしまった人生では、豊かさが0.001ミクロンほど違ってくるかもしれません。また上記のような対照も引っ張ると、ブラック的グルーヴ感の一つのピークがジェームスブラウンだとすると、しかしその極北的対角とまで言い切る自信はありませんが、あまり関係の無い所から出てきた異形の奇形児的グルーヴかもしれません。そこにはやはり両者がこの時点まで歩んできた経験と白人的感覚でしか成し得なかったダンスミュージックのすばらしいサンプルの一つがここにはある、と思います。と文が回りくどくなってしまいましたが、その他人種が黒人の作り出すグルーヴ感を真似ようとしても本物にはなれないのと同様、これももし黒人が真似ようとしても生来のノリが邪魔をして真似ることが出来ない音楽じゃないかと思います。唯一無二のダンスミュージックではないでしょうか。

DISCOGS

↑DISCOGSでも一曲だけ聴けるのですが、じつはあまり好きな方の曲ではなしです…
なので参考音源的に上記でも触れた歴史的名作12"の1枚目の曲です。2011年コンピにも当然収録。
Testone

The Legend Lives On... Jah Wobble In Betrayal / Jah Wobble

Legend Lives On-Jah Wobble in Betrayal
ジャーウーブルの1stソロアルバムです。この人といえば最初にP.I.L.のベーシストというのが筆者的にもまたもしかしたらみなさんとしても浮かぶのではないかと思いますが、そのP.I.L.脱退後初のソロアルバムということになると思います。その後もP.I.L.に在籍し続けたMartin Atkinsも何曲かで参加なので、本家P.I.L.との類似性も大いにあり、特に初期P.I.L.の音楽においても重要な要素だったと思うダブの雰囲気は本作でも全くと言っていいほど共通する点だと思います。それはもちろんベーシストだった彼の功績も大きかったわけで、その後のP.I.L.(Flowers Romance以降)は全く詳しくはないのですが、彼の脱退はP.I.L.にとっても相当大きい損失だったのではないかと想像してます。そんな彼の独壇場でもあるダブルーツのNWと言えるサウンドが全編で聴けてしまう本作は上記のような成り立ちから見ても、当時のUKダブ〜NW史上では外すことが出来ないほどの金字塔アルバムだとさえ言えます。はっきり言ってこの程度の極短文などでは語り尽くせないほどの、深読みがいくらでも出来る相当深いアルバムだと思いますが、それは現時点では面倒ですし(笑)なにより筆者の作文能力などを超えてます。それに筆者などの独断偏見の考察など読むよりも、ぜひ実際聴いて自分でUK音楽史などに思いを馳せてもらいたいアルバムです。

DISCOGS

Blueberry Hill

Dreadlock Don't Deal In Wedlock
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