KEMPIRE

How deep is your Love?

2011年11月

Birds Of Passage / Bel Canto

Birds of Passage
DISCOGSを見る限りベルカントの2枚目なんでしょうか、レビュアーによるとこの時点ではまだメンバーだったBiospherことGeir Jenssensがいるとのことで、いずれにしても好みのバックサウンドと、そこへ時に天使的、時に呪術的なAnneli Dreckerの巧みなボーカルワークが乗るというようなある意味鉄壁鉄板な強靭さを持った音楽だと思ってます。やっぱり後にGeir Jenssens脱退後の3rd以降はどこか牙は抜けてしまったような、しかし代わりに温かみが加わったような雰囲気だったと思うので、もしかしたらファンの間でGeir Jenssens脱退前後でどちらがより好みか、という論争もあるかもしれませんね。都合がよいようですが私は2ndと3rdどちらも各々の良さがある気がしており甲乙付け難いです。それにしてもこの天国的な浮遊感はこの時点での唯一無二の物ではないんでしょうか。かなり蛇足ですが、ベルギーCrammed Discs盤等ユーロ圏とUS盤では曲順が全く違いますね。どちらがより効果的なんでしょうね。私が持ってるのはUS(Nettwerk, I.R.S. Records)盤でしたが、プログラム再生で聞き比べてみますか。

DISCOGS

Intravenous

Time Without End

Best Of Gherkin Vol. 1 / VA

gherkin records
このネットワーク時代に入手ができないほどレアな物というのはもはや無いと思いますが、そんな中でもこういうのはレア(笑)シカゴハウスレーベルGherkin(ピクルス) Recordsは一種の名門ながらも流通数があまり多くないという意味でカルト的レーベルと言ってしまってもよいのですが、カタログ数も多くない中にはラリーハードやケヴィンディクスンなどビッグネームのリリースがあったシカゴハウスの中堅的レーベルだったと思います。その美味しいところはここで聴けます。曲調は1、2曲目など今のディスコダブと混ぜてプレイしても全く遜色ないガラージやケヴィンディクスンによるガラージハウスと、ラリーハード側のアブストラクトなテクノハウスに二分されてます。ガラージハウスのラリーハードミックスなどもありそれはガラージハウスですが、その中で目玉はフランキーナックルズミックスによるGallifre Featuring Mondee Oliver"Don't Walk Out On Love"じゃないかと思います。シカゴハウス的にチープな打ち込みのドラムとベースなどの上に原曲トラックのまたチープなシンセとソウルフルな♀ボーカルが乗るという完璧なコンビネーションです。それらソウル面と、相対するようなラリーハードのディープテクノハウスがほぼ交互にやってくるので、大げさにいうとどう対応してイイのか精神的に混乱してしまいそうですが、しかしそれが至福の一時になります。少しでも気になったような奇特な人はどこぞで必死で探してください。きっと見つかります!

DISCOGS

Gallifre Featuring Mondee Oliver – Don't Walk Out On Love

Gherkin Jerks – Saturn V (タイトル間違い)

試聴コーナー12

試聴コーナー♪欲しいものがあったらいってね☆

ボーイジョージの変名でしたか、マッシヴアタックのリミックス盤もあるみたいですけど、それはさすがに無かった。これはWarp Records=FONによるもの。

カラーフィールドのヒット曲では、Aベイカーのリミックスでいかにもこの頃のエクステンデッドミックス。

これも無駄に長い…しかし彼らの曲でもかなり好きなので買うと思いますけど。

名曲。これは原曲ですが、12”ではボブクリアマウンテンがリミックス。


こっちは原曲と12”で違うのか分かりませんでしたが、いずれ4曲入りでカップリングもよさそうなので買いですか。

このタイトル曲もまあまあですけどカップリングもコニープランクプロデュースらしいので聞いてませんが買うかな。

ド・フリースタイル、カルロスアフターダークベリオス。

エレクトロクラシック!これは少し高いのだけど(正確には忘れ)カップリングもよさそうだし欲しいな。

タイリー師匠、原曲は完全に当時にのヒップハウス調でそれもイイんですけど、このハウスリミックスもイイ。

この人は知りませんでしたが、↑のリミックスもしてる人、当時のイケイケディープハウスで悪くない。

よりディープ、ラルフィーディーのユニットでKeyがピーターダオウ、ただここら辺はそれなりに高い、といっても500円くらいですが…

これは前再発盤のほうを買ってしまったのだけど、それには未収の曲&ミックスがあるのでどうしようか迷ってます。結局どっちにも入ってるこのミックスがベストだしな…

Sex & Death / The Cassandra Complex

Sex & Death
カサンドラコンプレックスの実質ラストアルバム「Sex & Death」です!とまあ都合よく言ってますが、じつはこの1993年の後2000年にもアルバムが出ていたようです…ただそれは未聴にして、恐らくもうこの頃のCCはいないだろう、とは勝手な思い入れですが、しかし言わば第一期の最後を飾る本作は同時代のミニストリー始め打ち込みのインダストリアルロックからの影響がもろに出ていながらも、いや元々は俺達がやってた事なんだけどね、とでも言うかのような余裕のインダストリアルロックの作風です。元々どこか野暮ったいような、ビートもタメを通り越してもたついてるような雰囲気が彼らのオリジナリティだと思いますが、やはりそれを恐らく第一期を通して貫いた強い意思と、ゆえにつらい事もあっただろうにと、その忍耐力の男らしさに頭が下がる思いです。本当に最後までこれを貫いた、愚直なという意味で、ダサかっこいい連中です。タイトルもいかにもですが、そんな彼らをロッカーだと思います。

DISCOGS

Mouth Of Heaven

The War Against Sleep

Realm Of The Senseless

New Europeans / Ultravox

new europeans
ウルトラヴォックスの日本独自編集盤です。とりあえずこの変則的なアルバムがもしかしたら彼らの知っているアルバム中で一番好きかもしれません。日本のウイスキーのCMソングとしてヒットしたタイトル"New Europeans"と「エデンの嵐」からのシングルカット曲"The Voice"を軸に(とライナーノーツで山田道成氏が書いています)、その他はシングルB面曲だけで構成されたアルバムですが、本人達選曲らしく、B面として特に日本で眠らせて置くには勿体ない曲を選んできているようです。もちろんミッジユーロ時代なので彼が持つ時に臭いほどの哀愁感やドラマチック感のある楽曲"I Never Wanted To Begin","Waiting"や、ライブ曲"All Stood Still","Private Lives"も存在しますが、個人的にはB面、B2&B3の2曲がキモではないかと思ってます。まず"Herr X"は「ヴィエナ」収録の"Mr. X"のドイツ語バージョンでより廃頽的な雰囲気がかっこいいですし、インスト曲の"Alles Klar"はシンセ音丸分かりのランダムシーケンスのアルペジエーターによるベースラインが堪りません。はっきり言って、未だにこれ以上にクールなエレクトロトラックスは知りませんし、またこの80年代初頭だからこそ出来てしまった奇跡という意味でこのかっこよさはこれからも再現不可能なのではないか?とすら思う半インスト&インストの2曲だと思います。次ぎの"Waiting"も、途中ミッジ節のダサロック調にさえならなければ完璧な3曲の流れになっていたと思ってます。

DISCOGS

Herr X

Alles Klar

郷愁11.15

majestic1.Soup Dragons, The – The Majestic Head?
いつ頃の曲なのか、この頃は詳しくないですが、曲自体普通な気がしますね。
DISCOGS
mother2.Soup Dragons, The – Mother Universe
この頃のほうが馴染みはある、↑収録曲も入ってたりしますけど、ここはSolar Dubというやつですね。
DISCOGS
perfume3.Paris Angels – Perfume
好きだったパリスエンジェルスの代表曲を12”で発見。
DISCOGS
bridge4.Orange Juice (3) – Bridge
なぜかオレンジジュースで後期の曲かな。デニスボーヴェルがプロデュース。
DISCOGS
childrenof5.Violent Femmes – Children Of The Revolution
同様門外漢ですが、VFがTレックスをカバーですか。アルバムも手掛けて成功したらしいトーキングヘッズの人がプロデュースのようです。
DISCOGS
whosnatched6.Band Of Holy Joy, The* – Who Snatched The Baby?
門外漢ながらこういうほうが好みだったりしますね。人が悪そうなところがイイです。
DISCOGS
goodthing7.Woodentops, The – Good Thing
後はウッデントップスで順番は適当です。
DISCOGS
moveme8.Woodentops, The – Move Me
DISCOGS
well9.Woodentops, The – Well Well Well
DISCOGS
tainted10.Woodentops, The V Bang The Party – Tainted World
変り種、彼らとUKカルトテクノなバンザパーティとのコラボ。ただこの盤はけっこう見かけましたけどね…
DISCOGS
wheels11.Woodentops, The – Wheels Turning
独自編集の邦盤、DISCOGSに載ってるはCDSでその画像をみたところなんと2800円!あくどい…私が見つけたのはサンプル盤LPで2枚のEPが丸ごと入っているのがたまりません。
DISCOGS
各100円也。





No Jacket Required / Phil Collins

No Jacket Required
彼の何枚目かは知らないんですが、リリースが1985年だからというわけではないですが、80's直球ど真ん中というようなアルバムではないでしょうか。なにより音が、1曲目の"Sussudio"が高らかにその方向性を示しているのですが、パシャーン!というようなゲートエコーでよいのでしょうかそれが掛かりまくっているスネアで、このアルバムはこれいくよ!とでも宣言しているような、全体的に極めて80's臭漂うアルバムだと思います。バラードにも定評がある人だと思いますが、80's臭と言うとどうしても引き合いに出さざるを得ないマイアミバイス使用の名バラード"In The Air Tonight"ばりのバラードも何曲もあり、もしかしたらそこら辺で評価が分かれそうな気はしますが、個人的には"In The Air Tonight"と双璧だと思う"One More Night"を始め、優れた80'sバラードの数曲ではと思います。A面B面のトップを飾る"Sussudio"と"Don't Lose My Number"のノリノリとさえ言えるアップテンポのナンバーにミドルテンポナンバー〜バラードを要所で挟んでくる辺りには、彼が明らかに誰にでもあからさまに分かるほどあざといアルバム構成をした、という強い意思とその効果への自信のような物を感ずることが出来ると思います。そしてラストのやはりマイアミバイスナンバーTake Me Homeで、この不敵な微笑を浮かべる彼の音世界からそれぞれの我が家へ帰れ!と我々を促してくれる(突き放してくれる)アルバムです。傑作ではないでしょうか。

DISCOGS

Sussudio

One More Night

Take Me Home

Repeats / Repeat

repeats
プレイドの二人+マークブルーム+デイブヒルによるユニットRepeatのアルバムです。面子から言うと当時1990年代中頃、勢いのあったUKピュアテクノの仲間達による夢のユニットというRepeatですが、DISCOGSの人も一部書いているように、ある程度UKピュアテクノを当時掘っていた人々くらいにしか知られていないユニットだったと思います。全く同内容の2枚組LPとCDでリリースされてましたが(両方持ってますが…)特にここ日本ではそれほど出回らなかった印象で入手も当時から多少難しかったと思います。内容は全くもって当時のUKピュアテクノですが、仲間とは言えやはりアクが強そうなこの4人なので、主にプレイド側とマークブルーム+デイブヒル(二人のコラボユニットも多数あります)側の主導権のせめぎ合いなのか幾分両者のテイストが噛み合っていない少しぎくしゃくしたような曲も存在します。やはりアクの強い人達によるコラボはその相乗効果がよい方に出た時は爆発的なエネルギーを発揮しますが、そういう例は極まれでたいてい主導権争いかまたはお互いに遠慮したように小さくまとまってしまう場合が多い気がします。やはりよほどのファンかマニアかコレクターぐらいにしか楽しめないのではないかと思いますが、しかしそのような先入観など全くない状態で聴けて、好きになる人もいるかもしれないとも思います。ピュアテクノへの先入観がなまじあるからに、無意識的にせよ批評的精神で聴いてしまう不幸、というのも存在するかもしれませんので。ただピュアテクノのアーカイヴスの一枚には違いないと思います。

DISCOGS

Lilt-A

Hurricane Felix

Deathbed Visions

The First Flower / Play Dead

First Flower
プレイデッドの1st(ミニアルバム)と初期シングルほぼ網羅のCDです。恐らく本国UKではデビュー前からライブなどでは既に評価があったバンドだったと思い鳴り物入りだったと思う本体1stの方もそんな勢いを感じますが、さすがに30年近く経った現代に聴くと、元々ディスコテイストを持っているバンドですが、それでもかなり素直なネオサイケ〜ゴステイストがあるニューウェーヴという感じです。個人的には声がジョンライドンに似ている気がするのでゆえにPILを連想するようなニューウェーヴだと思いました。しかしその後に代表曲"Shine"の12”も丸ごと入っていますが、その辺りからは上記ニューウェーヴにビートがよりダンサブルになっていくので言わば踊れる80'sニューウェーヴバンドというような彼らのオリジナリティが出てきていると思います。やはりボートラの別ミックスなどでも同時代の12”シングル的エクステンデッドミックスを試みているようで、それは必ずしも成功しているとは思いませんが、好きな者としては微笑ましいですし愛おしいです。そんな彼らの曲をコンプリートしようと思っている好き者にこのアルバムはボートラも含め堪らないしろものだったりします。

DISCOGS

The Tenant

Shine

La Maquina De Cantar / Horacio Vaggione

La Maquina De Cantar
知りませんがアルゼンチンの電子音楽家だそうです。ただDISCOGSによると、この作品は現在もお住まいらしいフランスに渡ってから作られた1978年の作品みたいですね。現在ではパリ第8大学?の教授としてコンピューター音楽のプログラミング学指導をされているとの事。まあそんな情報は必要ありそうであまり無い気もしてるんですが(笑)ただフランスの有名な電子音楽系現代音楽サークル(かつレーベル)Ina-GRMにも参加との事。この作品自体はけっこう単純だと思う、ジャケやブックレットの写真を見るとオープンリールテープレコーダーとコンパクトなムーグ(有名な機種名というかブランド名はなんと言いましたか?)ぐらいですが、レビュってるDISCOGSの人によると一台のIBMコンピューターのランダムなシーケンスプログラムなどで自走的に奏でられているのかな、まあいかにもそんな感じです。私的には20年早かったエイフェックスツインかスクエアプッシャーかと思ってしまいました。ちなみに有名だと思う(知ってる人は知ってるはず(笑)日本の実験音楽リイシューレーベル、クランプス・レーベル・コレクション(Strange Days Records傘下)からの邦盤もあり。1000円也。

DISCOGS

Ending
livedoor プロフィール

gogleman

KEMPIRE(基本その日に買うてきた音源をいかにも前から知ってる風に語るブログ)

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