KEMPIRE

How deep is your Love?

2008年10月

郷愁10.17 CD編

暑すぎず寒すぎずの大変よい季節となってまいりましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。今日の収穫CD編でもどうぞ。

paul hardcastle1.Paul Hardcastle - Paul Hardcastle
アマゾン等で品切れだったので比較的探していた彼の1stです。内容は聴いたことはありましたが、CDとして欲しかったのでうれしいところです。DISCOGSやアマゾンの人たちが絶賛するように全編初期エレクトロの大傑作でしょうか。おそらく別枠レビューです。525円也。DISCOGS
serpentine2.Gastr Del Sol - The Serpentine Similar
いまさらすぎるかもしれませんが、ガスターデルソルの持ってなかったミニアルバム的CD2枚を同じ所で発見したので併せて買いました。ここら辺も軒並みアマゾンで品切れ中なので助かりました。まだしっかり聴いてないのですが、ざっと聴き全くのガスターデルソル節でしょうか。1260円也。DISCOGS
mirror3.Gastr Del Sol - Mirror Repair
こちらも全く同上。名曲らしい2曲目Eight Cornersよりも小曲の方が肩の力が抜けてる気がして個人的には好きです。1260円也。DISCOGS
terry riley4.Terry Riley - In C
大変著名な現代音楽家テリーライリーのそのまた代表作でしょうか。タイトル通り様々なミュージシャンがC(ド)の音だけを鳴らすことによる摩訶不思議なハーモニーが形成されていきます。なにかのCMで(保険会社でしたっけ?)一人一音の音楽会ってのがありましたが、あれはこれの言わばパクリですよね。こっちは素晴らしい…1050円也。DISCOGS
glenn branca5.Glenn Branca - Symphony No. 1 (Tonal Plexus)
一応、同じく米国現代音楽畑の人でしょうけど、この人ロックの人などとのコラボも多かった気がしますね。多かったとかいって全く浮かんできませんし、もちろん聴いた事などありませんが、これも最初ミニマルかと思いきや、やっぱりロック的バンドサウンドが入ってきますね。ミニマル、ロックどっち付かずで中途半端な曲などもありますが、混沌とした3曲目辺りは好みです。1050円也。DISCOGS

The Hits /Jocelyn Brown

Hits

為替取引やってると守銭奴になったような気持ちがして嫌な感じですね。1円2円ならまだしても1銭2銭、1厘五厘の世界ですからね。

そこで超ディーヴァ、ジョセリンブラウンのベストを昔買っていたので、書いてみるかな。まずRadio Editが多いのが気になりますが、曲数多目のベストなのでしょうがないのでしょう。一曲目からしてInner Life時代の超ディスコクラシックの一曲"Ain't No Mountain High Enough"の自身ソロカバーでデヴィッドモラレスのそつのないお仕事が光ってます。かなり元曲に忠実なディスコガラージに仕上がってます。後はソロとしてナイスコンビネーションだったトッドテリーにフィーチャーされた曲や、ヌーヨリカンソウルやインコグニートに参加してた時の曲など、まさにヒッツの珠玉の名曲群です。実質ソロデビューにして代表曲"Somebody Else's Guy"はオリジナルバージョンの実にほのぼのとして幸せなディスコチューンと、おそらくルーツであろうゴスペルテイスト全開のライブバージョンと2バージョン収録。巨漢のおばちゃんなので目の前で歌われたら音圧で吹っ飛ぶでしょうね。しかしヌーヨリカンソウルの"I Am The Black Gold Of The Sun"です。感動的。

DISCOGS

I Am The Black Gold Of The Sun / Nuyorican Soul

She Hangs Brightly / Mazzy Star

mazzy star

いやなにか久しぶりに聴いたアルバムですけど、しみますね。名作でしょうか、マジースターって有名なバンドでしょうけど、この際プロフィールとかメンバーがどうしたとかの細かいことは関係なく、素直によいアルバムですね。フォーキーにしてサイケデリック、デカダンスにして癒される、アーシーにして洗練されてるというように、どこを取っても隙が無い鉄壁な作品ですね。でも隙が無さすぎて綺麗すぎる所、そこがこの手のサイケデリックテイストのフォーク&ロックとしては唯一の欠点かな。たとえば比べられると思うギャラクシー500&Lunaなどは隙だらけ&音が荒かったりする所が気持ち良かったりしますよね。中だるみなどは一切無し。

DISCOGS
Be My Angel

Pulled Under / Janek Schaefer

pulled under
暑いのか寒いのか分からない気持ちの悪い陽気ですね。キリシタン達はキリストの再降臨をマジで信じているのだが、一応それに乗ってみると、私はきっと駐車場に彼は降り立つのではないかと思っている。人知れず、フードのようなものを被って静かに座っており、そしてゆっくりと立ち上がり、まずは渋谷の宇田川町のようなごみごみとした人通りの多い場所で選別をする為、人間観察を始めるのではないか。彼は虐げられた者たちの代表者だ。弱い者たちを踏み台にしてヘラヘラと笑っている者達がまず最初に大鎌で殲滅されるだろう。というか既に存在してるホームレス辺りからなぜ彼が出現しないか不思議である。または極端な虐められっ子か、水商売関係の下っ端、借金のかたとして風俗に売られた女、辺りの人々が更に極限状態に置かれた時、「変身」してもいいと思うのだが、2000年経った今でも出現してないところからみると、既存の人間からはやはり無理なのか。しかし、もし彼が降臨したとしても、やくざに拳銃で頭を抜かれて終わりだとも思うが、時々彼がひっそりと駐車場に居はしないかと気になって見てしまう。

DISCOGS
#85: Rapid Xativa

Then, Silence / Bernhard Gunter バカ帝国の崩壊について

then silence
いや、人間の欲望を巧妙にシステム化した資本主義とその権化である米の崩壊、という歴史的瞬間に偶然居合わせた我々は幸せですね。歴史の目撃者ですよ!散々書いてるように、私もその資本主義という名の体を流れる血液「金」の危うさと大切さを身に染みてる極最近です。そんな末端も末端の毛細血管にいるようで、しかし、米はじめ世界の金融機関の一連の流れが、やはり私個人の金に対する欲望の巨大な相似形に過ぎないような気がしてます。

まずレバレッジ(テコの原理)という、元々少ない金額しか持ってないにも関わらず、その何倍何十倍何百倍もの金額を扱える、というまさにバーチャルな金融手法、これを考え出した人は天才だとは思いますが同時に、それを運用していけば必ず破綻が待っているという誰の目にも明らかな事実に、恐らく目をつむったと言う意味で罪人だと思いますね。何百倍もの利益を得られると言うことは、失敗した時も同様、何百倍もの損失として返ってくるのは物の道理でしょう。そんな幼稚園生でも解かる道理を、米をはじめ超一流大学→超一流企業のエリート達が、もちろんリスクという意味では解かっていたはずですが、しかしそれは頭の中だけで解かっていたのであって、実際に何十倍何百倍ものレバレッジを運用していた、という現実に呆れます。いや人間の欲の深さがなせるマジックでしょう。しつこく言うとそのモードにいったん入ってしまったら、そこから抜け出すことが出来る人はまずいないのでしょう。かくいう私もそうですが。

というか一番言いたいのは、自己破産寸前(実際してた人もいたのかな)の人々に詐欺まがいのローンで家を売り、さらに、その債権を証券化した金融商品を売り買いするという、何でも売買の対象にするハイエナのような米金融機関とその市場はやっぱりカジノというか単なる花会でしょうね。あいつが返せない方に1000ドル!というバカ帝国の崩壊。

国敗れて山河あり、Then, Silence.

DISCOGS
Then, Silence (Excerpt)

Presents Tony Montana / Gez Varley

gez varley
10月だというのになにか蒸しますね。残暑お見舞い申し上げます。そこでクールなようでいてじつは暑苦しいような気もするミニマルテクノです。もはや化石のような話でしょうが、USアシッドハウスとUK的レイヴミュージックを両親に持つ、発信音的ビートと少しダブを感じる重低音ベースのみくらいで出来ていたブリーピーなテクノ、そのまんまブリープテクノによって幕を開けたWarpレーベル黎明期を、そのジャンルのパイオニアとして一緒に盛り上げた代表格LFO、の片割れで本名なのか知りませんが、ジェラルドバーレイと言う人のソロです。

もはやこの頃1997年にはLFOは解散していたようで、そんな往年のブリープ感をあまり感じることが出来ないビート&ベースという骨組みだけのミニマルテクノです。しかし言わば祖父であるUSアシッドハウスにより近づいているようで、先祖帰り的現象がこんなテクノジャンルでも起こりえるのだな、と興味深かったりします。そんな感想は抜きにしても、というか抜きの先入観なしで純粋に聴いてもらいたい、やっぱりクールなミニマルテクノです。

聴いていると、例えば音数(トラック数)が少なくなっていくと、こちらの頭の中でそれら音数を補完しようという作用が働くようで、頭の中だけで鳴ってる音が実際にスピーカー等から聴こえてくるサウンドと相まって、非常にはまれる瞬間がきっと来ると思います。自己満足的に一方通行な音楽の典型のようであって、じつは聴衆者参加型音楽でしょうか。一方通行といえば、昨今の応援歌ソングなどの方がよっぽど暑苦しい一方通行型音楽ではないでしょうか?蛇足失礼…

DISCOGS
Political Prisoner

Goodbye / Dubstar

goodbye
ノーベル賞受賞者が4人も出てるのに株価が歴史的下げとは、ダメな国だな。上げてけよ!アゲアゲだ!アメリカはもうなにやっても終わりだな。大体、金もないのにカードで物や車や最後には家買っちゃう国民ですからね。バカ帝国でしょう。思い出したんですが、歴史的に経済がダメになると宗教が流行るとか。逆に言うと、経済が好調になると宗教は廃れるのでしょうか?宗教なんてその程度のものか。結局人間、物欲あたりが満たされればそれで幸せになっちゃうんですよね。単純なもんだ。

そこでダブスターの意味深なタイトルの2ndでも。ダブスター的にもこの後落ち目になっていくにも関わらず、しつこくシングルやアルバムも出してるので全然グッドバイではないのですが、ある意味、傑作1st「Disgraceful」からさらに深化した形態の彼らのピークを示す作品だと思うので、このアルバムでグッドバイしとけば有終の美を飾れたのに、と思うのは筆者だけかな。全体的に終末感漂うのでタイトルは合っている。終わりよければ全てよし。

DISCOGS
Polestar

Ce Ce Rogers / Ce Ce Rogers

ce ce rogers
世の中にはいろんな大人がいて、特に自分自身の事を客観的に見れない人間は信用できないのだが(かと言って私が見れる人間だとは言いませんが)中でも自分のプライベートな領域(テリトリー)には極力入ってきてほしくないのに、他の人間のテリトリーにはどんどん入って行って影響を与えたい、という都合のよい感性の持ち主が私の周りに多い気がするのだが、そんな人は実際多いのか?あなたの周りにそんな人はいませんか。いない人はうらやましい反面、なぜか少しだけ、悲しい気もしますね(笑)

極めて独り善がりな前振り失礼。ディープハウス界では有名だった人のフルアルバムでも。しかし肝心のディープハウスは"Forever","Someday"2曲だけという、ディープハウス目当てで買った人は怒りそうな内容ですね。私も購入当初なんだよこのインチキ臭いバラードは、と思った物ですが、その時から10年以上経った現在それらバラード系が意外と聴ける、というおっさんになった今の自分に少し驚いてる物でもあります。

ディープハウス神マーシャルジェファーソンがプロデュースした"Someday"はディープハウス史に輝く金字塔とされてますが、個人的には次に有名な曲"Forever"の方が肩の力が抜けてる余裕のディープハウスで好きですね。じつは12"発見中につき急遽どんな曲だったかと聴きなおした末のエントリーです。まだあって買ったら郷愁コーナーで書きますよ。
DISCOGS

Forever

Nuyorican Soul / Nuyorican Soul

nuyorican
BS2で映画「ハチミツとクローバー」とやらをやっていてロハなので観たが、正直2時間が無駄に。青臭い映画だな。私自身青臭い人物なので、ゆえに青臭い物には敏感なんですよね。それと青春群像って苦手なんだった。忘れてたよ。

そこでヌーヨリカンソウルを聴いてみたが、こちらも本領発揮のハウス曲以外のソウル、ディスコ、中でも特にラテンパーカッション炸裂のいわゆるサルサなど挑戦してますが、それらがどうも板に付いてない感で、まるで見習い中の小僧が番頭さんを任されたような雰囲気を感じなくもない。しかし本領発揮系のハウスはドラマチックさがさすがのベテラン2人といった感動的な仕上がりだ。間違いなく大作ですね。

DISCOGS

It's Alright, I Feel It!

Piano And Orchestra / Morton Feldman


morton feldman
上田に行きたいね。もちろん信州の。信州は好きで老後は信州に住みたいんですよね。どーこーかーとおーくへーゆーきーたーい(節はあってるかな)以前、新潟の中条って所へ単身赴任(独身なので当たり前ですが)してた時、名前忘れましたが地元のイオン的大型店舗のインチキファミレスで一人夕食後飲んでたコーヒーの味が忘れられないな。あの時は寂しかった。帰る時、閑散とだだっ広い駐車場にオレンジ色の外灯で映し出された自分の影も忘れられない。店で食べたもの吐きそうでしたよ。米国の著名な現代音楽家、故モートンフェルドマンのわりと代表作でしょうか。詳しくないですが、これほど静けさを感じる音楽もあまりないのでは。ヤマザキデイリーマートだったけな?そこの駐車場で食った菓子パンも忘れられないな。夜中、通りの少ない県道をたまに通る車のドップラー効果と、離れた線路を貨物列車が過ぎていく音のハーモニーに似ている。
DISCOGS

Piano And Orchestra (1975) (Excerpt)
livedoor プロフィール

gogleman

KEMPIRE(基本その日に買うてきた音源をいかにも前から知ってる風に語るブログ)

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