bvsc
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
(素直に言ってりゃいいものを…(独り言)。2005年1月1日のKEMPIRE音楽市場。

TVK(神奈川テレビ)で、ビム・ベンダースの「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」を見た!
やばい…キューバ音楽マジやばい…かっこ良かった〜

ドキュメントなのでお話的には、
キューバのミュージシャン、それも大御所中の大御所から、今はすっかり忘れ去られてるような
超高齢のプレイヤー達を集めて、練習してNYで公演を果たす、っていう単純なものなのですが、
良かった〜(笑

ほんと超高齢なんですよ。一番は90歳!しかしこの人(ギタープレイヤー、その筋では凄い人らしい…)
がまたポジティブで、その歳で6番目の子供作りに励んでるとか(笑
人生で大切なものは何ですか?との質問に彼は、
「女性と花とロマンスだ」とお答えになっておられましたが、もの凄い説得力でした。
これは僕の座右の銘になります(笑

ドキュメントなのですが、ストーリーテラー的にはギターリストのライクーダー氏があたり、
もちろん彼もBVSCの一員となり演奏(セッション)に参加します。
その彼の語り(ナレーション)が見事に音楽的で、途中浜辺の小屋で
キューバ流のパーカッション&(ウッド)ベース等の軽いジャミング(演奏)をバックに
その語りが入ったときは、大げさですが、トリップしそうになりましたね〜
まあ心は軽くキューバ、ですよ(?)。ハバナ産高級葉巻吸いてぇ〜(たぶん咳き込んでお話になりませんが…)

ただ、彼のスティールギターがちょっと浮いてる感じ(違和感)があったと思うのは私だけでしょうか…
まあキューバ音楽の巨人たちを相手にしてるので、敬意をはらって極力裏方的な演奏ではありましたが。

しかし、あれだけ地に足の付いた音楽もそうは無いですよね。久しぶりに説得力のある音楽を聞いた気がします。
連想したのは、近い南米ですがアントニオカルロスジョビンのボサノヴァとか
ブエノスアイレスタンゴとか、あとはアフリカ音楽系ですかね。
みんな(キューバ音楽も含め)繋がってるので、当たり前と言えば当たり前ですが。。

KEMPIRE音楽市場は普段なんだか浮っついた音楽ばかり紹介しているのですが、
若干恥ずかしくなりましたね(汗)

白人ガキの音楽(by中村とうよう氏)や、スッカスカの骨組みのみテクノとかどうなのかと?
っと自問自答しちゃいましたよ。見ながら。

しかしキューバは貧しい国ですね。町並みなどを見ても。いやだからこそ、
ああゆう豊かな音楽が生まれてくるのかも。喜怒哀楽もの凄い豊かですよ。
そんなあらゆる感情が見え隠れするようなもの凄い情報量。

逆に、先進国のような経済的に豊かの国は上記のような貧しい音楽しか生まれてこないのかも?日本とか(笑
(つんく系とかほんと勘弁してくださいよ〜…マツケンサンバなんかは若干地に足がついてる感ありなので認めるが(笑)

サルサは本当にちょ〜っと好きなんですけどね、と言ってもティトプエンテくらい…しかし彼はLP(CD)150枚くらい出してますよ。
個人的にキューバ音楽の存在を一番最初意識したのはデビッドバーン辺り、ですかね。

あとは、特にNY的なJAZZの持つ孤高の「高み」のようなものは感じられないのかもしれないのですが、
ある意味、どっちが「高み」なのかと?思いました。
いやもちろんお互いに影響されて成長してきた音楽なのですが(地理的にも近いので)、
やはりNY的なJAZZはその先進性ゆえ、大衆性とはどんどんかけ離れて行って、芸術的&形而上的高みを求めていったのに比べ、
キャーバ音楽(ラテン音楽全般と言っても良いのですが)は、常にその大衆性を追及してきたので、
やはり地に足が付いてます(すみません尻つぼみの文章で(汗)。

言いたかったのは、Heaven Is A Place On Earth(byベリンダカーライル)って事です(笑。

でもまあ今のところKEMPIRE音楽市場的には歳相応&身分相応のガキ音楽でも聞いてますわ…
10年後くらいにはきっと聞いてると思いますけど>説得力のある音楽=キューバ・アフリカ・ラテン系辺り。
その前にレゲエ、行きそうですけど、というか行かなくてわ。